状況的犯罪予防
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用語解説
犯罪者の性格を矯正するのではなく、犯罪が起きる具体的な場所・手続・情報システムの状況を変え、実行の機会と期待利益を減らす予防の考え方です。
■ 試験で押さえるポイント
代表的な方策は、実行の労力を増やす、発見される危険を増やす、得られる利益を減らす、誘発要因を減らす、違反の口実をなくす、という五つに整理できます。
情報セキュリティでは、強い認証と最小権限は労力、ログと相互牽制は発見リスク、暗号化やトークン化は不正取得による利益を減らします。
刑罰による威嚇や犯罪者の更生とは着眼点が異なります。また、対策によって別の場所・手段へ犯罪が移る転位や、利用者の過大な負担も評価します。
一つの製品だけでなく、対象、場所、時間、業務手順、監視、利益の換金可能性を分析し、複数の機会低減策を組み合わせます。
■ 過去問での着眼点
犯罪者本人の資質ではなく、犯罪を実行しにくく、発見されやすく、利益を得にくい「状況」を設計する点を見分けます。
例: 機密データの一括出力に上司承認を要求し、件数を制限し、操作を記録してDLPで外部送信を検知すれば、労力と発見リスクを同時に高められます。