Iシリーズ
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用語解説
ITU-T勧告のIシリーズは、ISDN(Integrated Services Digital Network:サービス総合ディジタル網)に関する国際的な勧告群です。音声・データ・画像などをデジタル網で統合的に扱うため、サービス、網機能、番号・経路、性能、ユーザ・網インタフェース及び網間接続などを体系的に規定します。
■ 試験で押さえるポイント
ITU-T勧告は、電気通信ネットワークやサービスの国際的な相互接続を可能にする技術仕様です。Iシリーズは一つの通信プロトコル名ではなく、I.100番台からI.700番台などの複数勧告をまとめた分類です。
ISDNは電話、ファクシミリ、データ等を加入者線からデジタルで扱い、回線交換の情報チャネルと呼制御用の信号チャネルを分けます。Bチャネルは主に利用者情報、Dチャネルは主に呼制御・信号及び条件によりパケットデータを運びます。
基本インタフェース(BRI)の代表構成は2B+Dで、Bチャネルは各64kbit/s、Dチャネルは16kbit/sです。利用者情報用Bチャネルの合計は128kbit/sですが、Dチャネルとフレーミング等を含む物理回線速度とは区別します。
一次群インタフェース(PRI)は地域のデジタル階層に応じ、北米・日本系の23B+Dや欧州系の30B+Dなどの構成があります。単に「ISDNは必ず2B+D」とは限りません。
I.400番台はユーザ・網インタフェースを扱い、物理層、データリンク層、ネットワーク層の勧告を含みます。呼制御で知られるQ.921/Q.931は、旧番号のI.441/I.451と対応して参照されることがあります。
Iシリーズには狭帯域ISDNだけでなく、B-ISDN、ATM、網間接続、保守及び品質なども含まれます。勧告番号を見たら、シリーズの大分類に加えて個別番号の対象範囲を確認します。
■ 過去問での着眼点
IシリーズはISDN全般の勧告群であり、2B+Dは基本インタフェース、Bチャネルは主に利用者情報、Dチャネルは主に信号制御を担います。Vシリーズの電話網上のデータ通信、Xシリーズのデータ網・OSI・セキュリティと区別します。シリーズ名だけで一つのプロトコル又は速度を表すものではありません。BRIは2B+D、利用者情報用Bチャネルは各64kbit/sという対応を押さえます。
例: BRIの二つのBチャネルを利用者データへ使う場合の合計はkbit/sです。16kbit/sのDチャネルを加えた144kbit/sはチャネル部分の合計であり、同期・フレーミングを含む物理層の回線速度そのものではありません。