減価償却
更新日:
用語解説
減価償却は、建物や機械、PCなど長期間使う固定資産の取得価額を、使用する期間(耐用年数)にわたって少しずつ費用として配分する会計処理です。毎期配分する額を減価償却費といいます。
■ 試験で押さえるポイント
定額法は、毎期同じ額を償却します。減価償却費 =(取得価額 − 残存価額)÷ 耐用年数 です。
定率法は、未償却残高(取得価額 − 減価償却累計額)に一定の償却率を掛けます。初めの期ほど償却額が大きくなります。
定額法では、前期までの減価償却累計額がいくらでも、当期の減価償却費は変わりません。
減価償却費は費用ですが、現金の支出は伴いません。そのため、キャッシュフロー計算書(間接法)では、利益に減価償却費を足し戻して営業活動によるキャッシュフローを求めます。
方式 | 減価償却費の求め方 | 毎期の額 |
|---|---|---|
定額法 | (取得価額 − 残存価額)÷ 耐用年数 | 一定 |
定率法 | 未償却残高 × 償却率 | 初めほど大きく、だんだん小さくなる |
■ 選択肢での判断ポイント
定額法の計算では、取得価額から残存価額を引いて耐用年数で割るだけです。減価償却累計額は、未償却残高を求めるときや定率法で使う値なので、定額法の当期の償却額の計算には使いません。
例: 取得価額10,000千円、残存価額0円、耐用年数20年の建物を定額法で償却すると、毎期の減価償却費は 10,000 ÷ 20 = 500千円です(前期までの累計額3,000千円は関係しません)。