COCOMO II

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用語解説

COCOMO IIは、再利用、オブジェクト指向、反復開発、商用部品利用など現代的な開発形態へ対応するため、従来のCOCOMOを拡張した経験的なソフトウェア工数・期間見積りモデルです。

■ 試験で押さえるポイント

  • 代表的なポストアーキテクチャモデルでは、工数PM=A×SizeE×iEMi\mathrm{PM}=A\times\mathrm{Size}^E\times\prod_i\mathrm{EM}_iで求め、SizeにはKSLOC等を使います。

  • 指数Eは先例性、開発柔軟性、アーキテクチャ・リスク解消、チーム凝集性、プロセス成熟度の五つのスケール要因SFから決まり、規模の経済・不経済を表します。

  • 工数乗数EMは要求信頼性、製品複雑性、再利用、プラットフォーム制約、要員能力、ツール、開発サイト等の影響を補正します。

  • 初期段階向けのモデルとアーキテクチャ確定後のモデルを使い分け、再利用コードは新規LOCと同一に扱わず、修正量・理解度等から等価規模へ換算します。

■ 選択肢での判断ポイント

単なるCOCOMOの係数変更ではなく、Sizeのべき指数を決めるスケール要因と、工数へ掛けるコスト要因を区別します。

例: 仮にA=2.94A=2.94Size=10KSLOC\mathrm{Size}=10\,\mathrm{KSLOC}E=1.10E=1.10iEMi=1\prod_i\mathrm{EM}_i=1なら、PM=2.94×101.102.94×12.5937.0人月\mathrm{PM}=2.94\times10^{1.10}\approx2.94\times12.59\approx37.0\,\text{人月}です。

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