IT資格用語解説情報処理安全確保支援士試験・攻撃手法
Pass the Hash攻撃とパスワードスプレー攻撃
更新日:
用語解説
認証情報を悪用する二つの攻撃を、攻撃に使う値と試行方法の違いから整理します。
■ 試験で押さえるポイント
攻撃の違い Pass the Hash攻撃は、窃取したパスワードのハッシュ値を平文へ戻さず、その値を認証情報として再利用してログインします。
NTLM認証など、ハッシュ値で認証できる仕組みが狙われます。
パスワードスプレー攻撃は、よく使われる少数のパスワードを固定し、多数の利用者IDへ少しずつ試します。
同じIDへの失敗回数を抑えてアカウントロックを回避する点が特徴です。
Pass the Hashには資格情報保護、NTLMの制限、多要素認証が有効です。
パスワードスプレーには多要素認証、弱いパスワードの禁止、横断的な失敗ログの監視が有効です。
比較項目 | Pass the Hash | パスワードスプレー |
|---|---|---|
攻撃に使う値 | 窃取したハッシュ値 | よく使われる少数の平文パスワード |
試行方法 | ハッシュを復元せず認証へ再利用 | 同じパスワードを多数IDへ試行 |
狙う仕組み | NTLMなどハッシュで認証可能な環境 | ID単位のアカウントロック |
主な検知 | 資格情報の不正利用・横展開 | 複数IDにまたがる認証失敗 |