デジタル証明書の失効確認

更新日:

用語解説

証明書の失効確認は、有効期間内の証明書が秘密鍵漏えい、所属変更、誤発行などによって無効化されていないかを確認する処理です。代表方式はCAが署名して配布するCRLと、個別証明書の状態をオンライン照会するOCSPです。

■ 試験で押さえるポイント

  • CRLは失効した証明書のシリアル番号と失効日時・理由などを含みます。検証側はCRLの署名、有効期間、発行元及び更新時刻も確認します。

  • OCSPはレスポンダへ証明書状態を照会し、good、revoked、unknownなどの署名付き応答を得ます。goodは対象時点で失効記録がないことを示し、証明書の全内容を保証する語ではありません。

  • OCSP staplingではサーバが取得したOCSP応答をTLS接続時に提示し、クライアントからレスポンダへの直接照会による遅延・プライバシー漏えいを減らします。

  • CRL・OCSPに到達できないときに検証を継続するsoft-failは可用性を高める反面、攻撃者が確認通信を妨害して失効証明書を使う余地を生みます。

  • 失効確認は証明書パス、署名、有効期間、用途、名前制約、ホスト名などの検証を置き換えるものではありません。

■ 過去問での着眼点

CRLは失効一覧を取得して照合し、OCSPは特定証明書の状態をオンラインで問い合わせます。失効確認だけで証明書パス検証が完了するわけではありません。確認不能時のsoft-failは可用性と安全性のトレードオフです。

例: Webサーバ証明書の秘密鍵漏えい後、CAがそのシリアル番号を失効させます。クライアントは新しいCRL又は有効なOCSP応答でrevokedを確認し、TLS接続を拒否します。

音声で聞く

同じ分野の用語