PKIにおける認証局と信頼階層

更新日:

用語解説

PKIの信頼を構成する認証局、中間CA証明書、ルート証明書、トラストアンカーの関係を階層に沿って整理します。

■ 試験で押さえるポイント

  • CA(認証局:Certification Authority) デジタル証明書を発行し、 「公開鍵の持ち主が、間違いなくその人(その組織)である」ことを保証する信頼の基盤となる機関 です。

  • 中間 CA 証明書 認証局の運用セキュリティを高めるために、ルートCAが 証明書発行の権限を委任した「下位の認証局」の証明書 です。

  • ルートCAを常時インターネットに接続するのは危険なため、実際にユーザー向け証明書を発行するのはこの中間CAが行うのが現在の一般的な運用です。

  • ルート証明書 PKIの信頼のヒエラルキー(階層構造)の頂点にある、 認証局自身が発行した(自ら署名した)証明書 です。

  • OSやブラウザには、あらかじめ主要な認証局のルート証明書が「信頼できるもの」として登録されており、このルート証明書を信じることで、下位の証明書の連鎖的な信頼が確立されます。

  • トラストアンカー(信頼の基点) 公開鍵基盤(PKI)において、 「これだけは無条件に信頼する」と決めた最初の基点(ルート証明書など) のことです。

  • セキュリティの信頼チェーンは、このトラストアンカーから出発します。

  • もしトラストアンカーが攻撃されて偽の証明書を発行させられたりすると、信頼の体系がすべて崩壊するため、最も厳重に管理されます。

機関

主な役割

問題文の判断語

CA(認証局・発行局)

証明書へ署名して発行

公開鍵と主体を保証

RA(登録局)

本人確認と申請の承認・却下

発行・失効申請を審査

AA(属性認証局)

属性証明書を発行

役職・資格などを証明

VA(検証局)

証明書の状態を回答

OCSP・失効状態の問合せ

解説画像

音声で聞く

同じ分野の用語