M/M/1待ち行列は、到着間隔が指数分布、サービス時間も指数分布、窓口が1台で、先着順、十分な待ち場所、定常状態を仮定する待ち行列モデルです。平均到着率をλ、平均サービス率をμとします。
■ 試験で押さえるポイント
利用率ρ=μλで、定常状態が成立する条件はλ<μ、すなわちρ<1です。λ≥μでは平均的に処理が追い付かず、待ち行列は発散します。
系内平均時間W=μ−λ1、待ち行列での平均待ち時間Wq=μ−λρ=μ(μ−λ)λです。W=Wq+μ1の関係があります。
系内平均人数L=λW=1−ρρ、待ち行列内平均人数Lq=λWq=1−ρρ2です。客数にはサービス中の1人を含むかを確認します。
二つのMは到着がマルコフ的、サービスがマルコフ的であること、1は窓口数を表します。複数窓口や有限待ち場所では同じ公式をそのまま使えません。
■ 選択肢での判断ポイント
平均待ち時間Wqと、サービス時間を含む平均応答・滞在時間Wを取り違えないことが最重要です。λとμは同じ時間単位へそろえます。
例: λ=4件/時、μ=6件/時ならρ=4/6=2/3、Wq=(2/3)/(6−4)=1/3時間=20分、W=20分+1/6時間=30分です。