VRIO分析
更新日:
用語解説
VRIO分析は、企業の経営資源・能力が競争優位の源泉になるかを、Value(経済価値)、Rarity(希少性)、Imitability(模倣困難性)、Organization(組織)の四観点で段階的に評価する手法です。
■ 試験で押さえるポイント
Valueは機会を生かす又は脅威を無力化して顧客価値・費用へ貢献するか、Rarityは少数の競合しか持たないかを問います。
Imitabilityは歴史的経路、因果の曖昧さ、社会的複雑性、特許などにより、競合が取得・模倣する費用が高いかを評価します。
Organizationは資源を活用する組織構造、制度、プロセス、報酬、補完資源が整うかを問い、優れた資源を保有するだけでは不十分です。
価値がなければ競争劣位、価値のみなら競争均衡、価値と希少性があれば一時的優位、さらに模倣困難で組織化されれば持続的優位が期待できます。
■ 選択肢での判断ポイント
V=価値、R=希少、I=模倣困難、O=活用する組織を対応付けます。Imitabilityは「容易に模倣できるほどよい」という意味ではありません。
例: 希少で模倣困難なAI特許が顧客課題へ価値を持っても、製品化する人材・予算・販売体制がなければOを満たさず、潜在優位を実現できません。