グローバルIPアドレス

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用語解説

インターネットのアドレス管理体系で重複しないよう登録・割当てされ、通常はグローバルな経路制御の対象にできるユニキャストIPアドレスです。IPv4とIPv6の双方にあり、IANA、地域インターネットレジストリ、ISP・組織という階層でアドレスブロックが管理されます。

■ 試験で押さえるポイント

  • IANAは大きなアドレスブロックをAPNIC等のRIRへ配分し、RIRは方針に基づいてISPや組織へ割り当てます。個々の利用者は通常ISP又は所属組織からアドレスやプレフィックスを受けます。

  • IPv4のプライベートアドレス10/8、172.16/12、192.168/16は異なる組織で再利用でき、公共インターネットでは転送しません。外部通信にはNAPT等を使うことが多く、変換後のグローバルアドレスと内部端末アドレスを区別します。

  • 100.64.0.0/10のShared Address SpaceはCGNAT等で使う特別用途で、RFC 1918のプライベートアドレスではありませんがグローバル到達可能でもありません。ループバック、リンクローカル、マルチキャスト及び文書用範囲も「プライベート以外だからグローバル」とは判断しません。

  • グローバルに一意であることと、任意のインターネット端末から到達できることは別です。経路広告がない、ファイアウォールで遮断、ホスト停止、片方向経路又はISPのフィルタによって到達不能になり得ます。

  • 固定アドレスは契約期間中など同じ値を継続利用し、動的アドレスは再接続・リース更新等で変わり得ます。動的でも割当て中は他利用者と重複せず、DNS、許可リスト、ログ照合には変更を考慮します。

  • 一つのグローバルIPv4アドレスをNAPTで多数端末が共有できるため、送信元IPアドレスだけで個人・端末を一意に特定できません。時刻、変換後ポート、ISPの割当て・CGNATログ等が必要です。

  • 送信元IPアドレスはパケットで詐称され得るため、グローバルアドレスから届いたことを認証の根拠にしません。暗号学的な相互認証、送信元検証、アクセス制御及びログを併用します。

■ 過去問での着眼点

グローバルIPアドレスは世界的に重複しないよう割り当てられますが、グローバル一意性は外部からの到達性や送信者の真正性を保証しません。RFC 1918プライベート、CGNAT用100.64/10、ループバック、リンクローカル、マルチキャスト、文書用などの特別用途範囲を除外して判断します。プライベートでない全IPv4アドレスがグローバルとは限らない点を押さえます。

例: 社内端末10.0.0.5がNAPTでISP割当てのグローバルIPv4アドレスとポートへ変換されると、外部サーバのログには変換後の組が残ります。同じアドレスを複数端末が共有するため、端末特定には時刻とポートを含む変換ログが必要です。

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