RARP(Reverse Address Resolution Protocol:逆アドレス解決プロトコル)
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用語解説
RARP(Reverse Address Resolution Protocol)は、起動時に自分のプロトコルアドレスを知らない端末が、既知のハードウェアアドレスを示してRARPサーバへ問い合わせ、対応するIPv4アドレスを得るための古いプロトコルです。現在はIPアドレス以外の起動情報も提供できるBOOTPやDHCPに置き換えられています。
■ 試験で押さえるポイント
ARPが同一リンク上のIPv4アドレスからMACアドレスを求めるのに対し、RARPは端末自身のMACアドレスから、サーバに登録された自分のIPv4アドレスを求めます。単にARP応答の内容を左右逆にしたものではなく、対応表を持つRARPサーバが必要です。
ディスクレスワークステーション等は起動直後、自分のIP設定を永続記憶から読めないためRARP Requestをブロードキャストします。RARPサーバはMACアドレスとIPアドレスの静的な対応表を検索し、RARP Replyを返します。
RARPはARPと同様にデータリンク層のフレームを直接用い、通常のIPルーティングで要求を遠隔サーバへ転送できません。各ブロードキャストドメインにサーバを置く必要が生じやすいことが大きな制約です。
取得できる情報は基本的に自端末のIPアドレスで、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバ、リース期間、起動ファイル等を柔軟に配布できません。
BOOTPはUDP/IPとリレーを使って複数セグメントを支援し、DHCPはさらに動的なアドレス貸出し、更新・解放及び多数のオプションを提供します。現代の自動設定問題ではRARPを選ばず、要件に応じてDHCP等を使います。
RARPのReverseは、逆引きDNSのPTR検索を意味しません。PTRはIPアドレスに対応するドメイン名をDNSへ問い合わせる仕組みで、RARPはMACから端末自身のIPv4アドレスを得るローカルリンクの仕組みです。
■ 過去問での着眼点
RARPはMACアドレスから端末自身のIPv4アドレスを得る古い仕組みで、対応表を持つサーバが同じブロードキャスト範囲に必要です。ARP、RARP、逆引きDNSを区別し、RARPがIPアドレス以外の設定情報を十分に配布できないためBOOTP・DHCPへ置き換えられた理由を押さえます。RARPはMACからIP、逆引きDNSはIPから名前であり、目的も使用層も異なります。
例: MACアドレスだけを知るディスクレス端末がRARP RequestをLANへ送ると、登録表を持つサーバがその端末用IPv4アドレスを返します。ゲートウェイやDNS情報も必要なら、RARPではなくDHCP等を利用します。