情報と伝達

更新日:

用語解説

内部統制の基本的要素の一つである情報と伝達は、必要な情報が識別、把握、処理され、組織の内外や関係者の間で正しく伝えられるようにすることです。

■ 試験で押さえるポイント

  • 経営者の方針は組織の末端まで、現場で起きた問題は経営者まで、適時に伝わる仕組みを作ります。

  • 通常の報告経路とは別に、不正を通報できる内部通報制度を設けます。

  • 取引先や株主など、組織の外部への情報の開示も含みます。

基本的要素

内容

例

統制環境

組織の気風を決め、他の要素の基盤となる

経営者の方針・倫理観、組織構造

リスクの評価と対応

目的の達成を妨げるリスクを識別・評価して対応を選ぶ

リスクの洗い出し、保険の契約

統制活動

経営者の命令や指示が実行されるための方針と手続

職務の分離、承認、照合

情報と伝達

必要な情報を識別・把握・処理し、組織の内外へ正しく伝える

報告経路、内部通報制度

モニタリング

内部統制が有効に機能しているかを継続的に評価する

内部監査、日常の点検

ITへの対応

ITを適切に利用し、ITに対して適切に対応する

IT全般統制、IT業務処理統制

■ 過去問での着眼点

情報が「正しく、適時に伝わる」ことが要点です。内部通報制度は、通常の経路では伝わりにくい情報を伝える仕組みとして、情報と伝達に位置付けられます。

同じ分野の用語