IT資格用語解説基本情報技術者試験・情報セキュリティの目的と考え方
多層防御
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用語解説
多層防御(Defense in Depth)は、一つの対策が失敗・回避されることを前提に、異なる場所と仕組みの予防・検知・対応・復旧対策を重ね、攻撃が情報資産へ到達して被害を拡大するのを抑える考え方です。
■ 試験で押さえるポイント
人・方針、物理、ネットワーク境界、内部セグメント、端末、ID、アプリ、データ、監視、バックアップの各層へ相補的な対策を配置します。
ファイアウォールを突破されても、最小権限、端末防御、脆弱性対策、通信監視、データ暗号化が攻撃の横展開・窃取を妨げます。
同じ製品を重ねるだけでなく、独立した失敗モードを持つ対策と、侵入後の検知・封じ込め・復旧まで組み合わせます。
層が増えるほど運用・設定の複雑性も増すため、脅威モデルとリスクに基づき、責任、監視、更新、例外を一貫管理します。
■ 選択肢での判断ポイント
単一対策へ依存せず、異種の予防・検知・復旧策を多段に置く考え方です。境界ファイアウォールだけで内部を全面的に信頼する設計ではありません。
例: フィッシングで認証情報が盗まれても、多要素認証、端末状態確認、最小権限、ネットワーク分離、異常検知で重要DBへの到達を防ぎます。