勾配消失問題

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用語解説

勾配消失問題は、深いニューラルネットワークや長い系列で逆伝播する勾配が層を遡るほど極端に小さくなり、前段のパラメータがほとんど学習されなくなる問題です。

■ 試験で押さえるポイント

  • 連鎖律で多数の微分と重みを掛ける際、絶対値1未満の値が続くと積が指数的に小さくなります。

  • シグモイドやtanhは入力の絶対値が大きい飽和領域で微分が小さく、深いネットワークでは勾配消失を招きやすくなります。

  • ReLU系活性化、適切な重み初期化、正規化、残差接続により深層モデルで緩和し、系列モデルではLSTMやGRUのゲート構造を用います。

  • 勾配が極端に大きくなる勾配爆発とは逆の現象です。層ごとの勾配ノルムや学習曲線を監視して原因を診断します。

■ 選択肢での判断ポイント

前段ほど勾配が小さく更新されない現象です。ReLU、残差接続、LSTM等を対策として対応付けます。

例: 各層で勾配へ0.5を掛ける処理が10層続くと、前段へ届く倍率は0.510=1/1,0240.5^{10}=1/1{,}024となり、更新量が非常に小さくなります。

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