nslookup
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用語解説
指定したDNSサーバへ名前解決問い合わせを送り、ドメイン名に対応するIPアドレス、IPアドレスに対応する名前、メール交換先などのDNSリソースレコードと応答状態を確認するコマンドです。対話モードと一回の問い合わせを行う非対話モードがあります。
■ 試験で押さえるポイント
引数に名前を指定する正引きでは主にA又はAAAAレコードを、IPアドレスを指定する逆引きではin-addr.arpa又はip6.arpa配下のPTRレコードを問い合わせます。正引きと逆引きは別々に管理され、一方が成功しても他方が存在するとは限りません。
レコード型をMX、NS、SOA、TXT等へ変更すれば、メール配送先、権威DNS、ゾーン管理情報又はテキスト情報を調査できます。既定問い合わせだけで「DNS全体が正常」と判断せず、問題となる名前・型を明示します。
通常はOSに設定されたDNSサーバを使いますが、問い合わせ先サーバを明示して応答を比較できます。内部DNSと外部DNS、プライマリとセカンダリで結果が違えば、伝播、キャッシュ、分割DNS又はゾーン同期の問題を切り分けられます。
再帰問い合わせの応答にはキャッシュ結果が含まれ得ます。権威応答か、どのサーバが最終権威か、TTLがいくつかを確認し、nslookupを実行したサーバが必ず対象ゾーンの権威サーバだとは考えません。
NXDOMAINは問い合わせ名が存在しないこと、NOERRORで回答0件は名前は存在しても指定型がない場合など、SERVFAILはサーバが処理を完了できないこと、timeoutは応答を受信できないことを示します。エラーの種類から原因候補を分けます。
検索サフィックスやndots等の設定により、短い名前へドメインが補われる場合があります。完全修飾ドメイン名と実際に問い合わせたQNAMEをデバッグ表示等で確認します。
nslookupでレコードが表示されたことは、接続先サービスの稼働、経路、ポート許可又はDNSSEC検証成功まで保証しません。名前解決後はpingだけに頼らず、対象プロトコルの接続とアプリケーション応答も確認します。
■ 過去問での着眼点
nslookupはDNSの名前・レコード型・問い合わせ先サーバと応答コードを確認する道具であり、表示されたIPアドレスのサービス稼働まで保証しません。正引きと逆引き、権威応答とキャッシュ応答、NXDOMAIN・SERVFAIL・timeoutを区別すると障害箇所を絞れます。問い合わせ先DNSサーバを明示して結果を比較することが切分けに有効です。
例: 既定DNSではold.example.jpが、権威DNSを指定するとが返る場合、Webサーバ障害より先にキャッシュとTTLを疑います。MXを調べたい場合はAレコードの既定問い合わせではなく、レコード型をMXへ指定します。