IT資格用語解説情報処理安全確保支援士試験・ネットワーク運用管理ツール
traceroute
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用語解説
IPパケットのTTL(IPv6ではHop Limit)を1から段階的に増やし、送信元から宛先までの経路上で応答したルータをホップごとに推定・表示する診断コマンドです。Windowsの代表的な対応コマンドはtracertです。
■ 試験で押さえるポイント
TTLが0になったルータは通常ICMP Time Exceededを返します。TTLを1、2、3…と増やすことで各位置の応答を集め、宛先から所定の応答を得るまで経路をたどります。
Unix系の既定ではUDPプローブ、WindowsのtracertではICMP Echoを使うなど実装差があり、TCPプローブを選べるものもあります。方式によりファイアウォール通過結果が変わります。
アスタリスクは、そのプローブへの応答が時間内に届かなかったことを示します。ルータがICMPを返さない、低優先処理する場合もあるため、その地点で実通信が必ず遮断されたとは限りません。
表示RTTは各プローブの送信元から応答点までの往復時間で、そのルータ内部だけの処理時間ではありません。負荷分散や往復経路の非対称性により、実際の通信経路を完全には表さない場合があります。
■ 過去問での着眼点
TTLを1ずつ増やしICMP Time Exceededで中継点を知る原理を押さえます。経路を強制的に決定するコマンドでも、各ルータの故障を一意に断定するコマンドでもありません。
例: 第1ホップが既定ゲートウェイ、第2ホップ以降が事業者ルータとして表示されます。途中が「*」でも後続ホップと宛先が応答するなら、その中継点は転送しつつ応答だけを抑制している可能性があります。