多要素認証(MFA)と多段階認証
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用語解説
多要素認証(MFA)は、知識(知っているもの)、所持(持っているもの)、生体(本人の身体の特徴)の異なる種類の要素を、2つ以上組み合わせて本人を確認する方式です。
■ 試験で押さえるポイント
パスワードやPINは知識、ICカードやスマートフォンは所持、指紋や顔は生体の要素です。
パスワードを2つ使っても、同じ種類なので多要素にはなりません。
多要素認証でも、承認の通知を大量に送る攻撃などのリスクは残ります。

■ 過去問での着眼点
異なる種類の要素を組み合わせることが条件です。2回確認する「多段階」でも、同じ種類なら多要素ではありません。
例: ICカード(所持)とPIN(知識)で認証するのは二要素認証です。パスワードと秘密の質問はどちらも知識です。
■ 要素の独立性と認証後に残る経路
パスワードと秘密の質問はどちらも知識要素であり、二段階でも二要素とは限らない。認証要素の種類だけでなく、それらが一つの端末侵害や回復手続で同時に突破されないかを確認する。
TOTPやSMSのコードは偽サイトからリアルタイムに転送される場合がある。Push承認の連続要求では、拒否・通報、回数制限、番号照合などで不用意な承認を減らす。
MFA成功はその認証の成功を示すが、後の操作すべてが本人の意思によるものとは限らない。セッション窃取、認証器の追加、回復用連絡先の変更をログで調べ、疑わしいセッションを失効する。