障害回復(障害に備えたバックアップの方式,世代管理,フルバックアップ,差分バックアップ,増分バックアップ)

更新日:

用語解説

データベースの障害回復は、バックアップと更新の記録(ログ)を使って、障害が起きる前の整合した状態にデータを戻す処理です。バックアップには、フル、差分、増分の方式があり、世代管理で過去の複数の時点のデータを残します。

■ 試験で押さえるポイント

  • フルバックアップは全データを取ります。復元は簡単ですが、取得に時間がかかります。

  • 差分バックアップは、前回のフルバックアップからの変更をすべて取ります。復元は、フルと最新の差分の2つで済みます。

  • 増分バックアップは、前回のバックアップ(フルまたは増分)からの変更だけを取ります。取得は速いですが、復元にはフルとすべての増分が必要です。

  • ディスクが壊れたら、バックアップを戻してから、ログの更新後の情報で更新を再現します(ロールフォワード)。処理途中で異常終了したトランザクションは、更新前の情報で取り消します(ロールバック)。

  • ランサムウェアに備え、複数の世代をネットワークから切り離して保管します。

方式

取得する範囲

取得時間

復元に必要なもの

フル

全データ

長い

フルだけ

差分

前回のフル以降の変更すべて

日ごとに長くなる

フル+最新の差分

増分

前回のバックアップ以降の変更

短い

フル+すべての増分

回復処理

使う情報

場面

ロールフォワード

バックアップ+ログの更新後の情報

ディスク障害(媒体障害)からの回復

ロールバック

ログの更新前の情報

トランザクションの異常終了、デッドロック

■ 過去問での着眼点

バックアップの頻度を上げるとRPO(失われるデータの範囲)が短くなります。週1回から毎日に変えれば、失われるのは最大1日分です。

同じ分野の用語