ファイアウォール(Firewall)
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用語解説
ファイアウォールは、信頼の度合いが異なるネットワークの間の通信を、セキュリティの方針に基づいて許可・拒否し、記録する仕組みです。
■ 試験で押さえるポイント
送信元と宛先のIPアドレス、ポート番号などで、通信を許可・拒否します。
必要な通信だけを許可し、それ以外は拒否する設定を基本にします。
許可した通信の中の攻撃や、内部の不正は防げないため、他の対策と組み合わせます。
■ 過去問での着眼点
WAFはWebの中身、IDSは検知と通知、IPSは検知と遮断と、検査の対象と動作で区別します。
例: インターネットからDMZのWebサーバへの443番ポートだけを許可し、それ以外は記録して拒否します。
■ 状態管理・NATと許可通信の限界
ルールは送信元・宛先・ポート・方向に加え、評価順序と接続状態を確認する。最初に一致した規則を適用する方式では、広い許可を先に置くと後の拒否が効かない。
ステートフルFWは許可した接続に属する応答を追跡する。ACKフラグだけを根拠に正規の応答とは判定しない。NATはアドレス変換であり、認可や暗号化の代替ではない。
ACLがNATの前後どちらのアドレスを見るかは製品・構成で異なる。非対称経路、状態テーブルの枯渇、冗長機切替え時の同期漏れでは、許可ルールが正しくても通信が切れる。
443番を許可してもTLS内のWeb攻撃やアプリの認可不備を通常の通信条件だけで防げない。IPv6、VPN、別出口などの迂回経路も含め、実際にFWを通る範囲を確認する。