階層モデル
更新日:
用語解説
階層モデルは、データをルートから枝分かれする木構造の親子関係として表すデータモデルです。ルート以外の子レコードは原則一つの親をもち、親から子への1対多関係を経路としてアクセスします。
■ 試験で押さえるポイント
木には一つのルートがあり、各ノードへ至る親からの経路は一意です。組織図や部品構成のように、自然な包含関係が一つの木になるデータに適します。
目的データまでの経路が既知なら効率よくたどれますが、子が複数の親をもつ多対多関係は直接表しにくく、重複又は補助リンクが必要になります。
ナビゲーショナルな操作では、プログラムが親→子などのアクセス順序を指定します。そのため構造変更がプログラムに影響しやすく、データ独立性が低くなりがちです。
階層モデルはデータの論理的な表現方法、HDBはそれを採用したデータベースです。XMLも木として表せますが、XML文書を扱うことだけで歴史的な階層型DBとは限りません。
■ 選択肢での判断ポイント
ルート、一つの親、木構造、1対多、上位から下位への探索を手掛かりにします。複数の親をリンクで許すならネットワークモデル、任意のエッジを中心に扱うならグラフモデルです。
例: 製品をルート、主要部品を子、その構成部品を孫として登録します。各ねじが一つの上位部品だけに属する設計なら、ルートから一意の経路で到達できます。