IT資格用語解説基本情報技術者試験・データベース
OODB (オブジェクト指向データベース)
更新日:
用語解説
OODB(Object-Oriented Database、オブジェクト指向データベース)は、オブジェクト指向プログラムのオブジェクトを、識別性、状態、振る舞い、クラス関係などを保ったまま永続化するデータベースです。
■ 試験で押さえるポイント
各オブジェクトは属性値が同じでも区別できるオブジェクト識別子をもち、他オブジェクトへの参照を保持できます。表の主キー値による同一性とは考え方が異なります。
カプセル化、クラス、継承、ポリモーフィズム、複合オブジェクトなどをデータモデルで扱い、画像、CAD、設計部品など複雑な構造を自然に保存できます。
プログラムのオブジェクトと関係表の相互変換で生じるオブジェクト・関係インピーダンスミスマッチを小さくできますが、標準化、製品間互換性、集合的なアドホック検索ではRDBMSが有利な場合があります。
オブジェクト関係DBは関係モデルを基礎にユーザ定義型などを拡張したものです。オブジェクトを中心モデルとして直接永続化するOODBと区別します。
■ 選択肢での判断ポイント
『オブジェクト識別子』『クラスや継承』『状態と振る舞いを含む永続オブジェクト』が手掛かりです。単にアプリケーションがオブジェクト指向であることや、RDBをORMで操作することだけではOODBになりません。
例: CAD部品オブジェクトが材質や寸法だけでなく、子部品への参照と体積計算メソッドをもち、そのオブジェクトグラフを同一性を保って保存・復元する用途に適します。