収益性指標

更新日:

用語解説

収益性指標は、売上高、資産、自己資本などに対して企業がどれだけ利益を生み出したかを測る指標です。売上高利益率、ROA、ROEなど、評価対象に合う分母と利益段階を選びます。

■ 試験で押さえるポイント

  • 売上高総利益率は商品・製品の基本採算、営業利益率は本業全体、経常利益率は本業外の経常損益も含む収益性を示します。

  • ROA=利益平均総資産\mathrm{ROA}=\dfrac{\text{利益}}{\text{平均総資産}}ROE=当期純利益平均自己資本\mathrm{ROE}=\dfrac{\text{当期純利益}}{\text{平均自己資本}}で、PLの期間利益と対応させるため資産・資本は期首期末平均を使う場合があります。

  • ROAは売上高利益率×総資産回転率\text{売上高利益率}\times\text{総資産回転率}へ分解でき、利益率改善か資産効率改善かを確認できます。ROEは財務レバレッジの影響も受けます。

  • 利益の一時要因、会計方針、負の自己資本、過度な借入れに注意し、営業キャッシュフローや資本コストも併せて評価します。

指標

代表的な分子

代表的な分母

見る観点

売上高利益率

各段階の利益

売上高

本業などの採算性

ROA

利益

平均総資産

資産全体の効率

ROE

当期純利益

平均自己資本

株主資本の収益性

■ 選択肢での判断ポイント

売上高を分母にする利益率、総資産のROA、自己資本のROEを区別します。高ROEが必ず安全とは限りません。

例: 営業利益120、売上高1,200なら営業利益率10%。平均総資産800なら営業ROAは120÷800×100=15%120\div800\times100=15\%です。

音声で聞く

同じ分野の用語