IT資格用語解説基本情報技術者試験・財務会計と管理会計
先入先出法
更新日:
用語解説
先入先出法(FIFO:First-In, First-Out)は、先に取得した棚卸資産から先に払い出したと仮定し、古い取得原価を売上原価へ、比較的新しい取得原価を期末棚卸資産へ配分する方法です。
■ 試験で押さえるポイント
これは原価配分上の仮定であり、現物を必ず古い順に出庫するという意味ではありません。腐敗しやすい商品の物理的管理方針とは区別します。
払出しのたびに最も古い層から数量を減らし、払出数量を満たすまで次の取得層へ進みます。期末には新しい取得層が残ります。
価格上昇局面では平均法と比べて古い低単価が売上原価になりやすく、期末在庫と利益が高くなる傾向があります。価格下落時は傾向が逆になります。
総平均法が期間全体を一つの平均単価にするのに対し、先入先出法は取得時期別の原価層を維持するため、同じ取引でも評価額が変わります。
■ 選択肢での判断ポイント
古い在庫から払出原価へ回し、新しい在庫を期末に残します。「先に買った物が先に期末在庫へ残る」という説明は逆なので誤りです。
例: 期首10個を単価100、追加10個を単価120で取得し12個を払い出すと、払出原価は、期末在庫は残りです。合計2,200は取得原価総額と一致します。