IT資格用語解説基本情報技術者試験・財務会計と管理会計
オフバランス
更新日:
用語解説
オフバランスは、取引や権利義務があっても、会計基準上の認識要件を満たさないため、資産又は負債として貸借対照表本体に計上されない状態・処理を指します。注記開示が必要な場合もあります。
■ 試験で押さえるポイント
単に隠すことではなく、資産の支配や負債の現在義務が移転・消滅したかなど、会計基準の認識・認識中止要件に従って判定します。
資産を適正に売却して借入金返済へ充てれば総資産や負債が減ることがありますが、買戻し義務やリスクが残れば実質的な売却と認められないことがあります。
保証や偶発債務などは貸借対照表に負債計上されなくても、将来の資金負担を評価するため注記を確認します。簿外だから経済的リスクがゼロとは限りません。
総資産・有利子負債が小さく見え、ROAや自己資本比率などが改善して見える場合があります。分析では取引の実質と注記を含めて比較します。
■ 選択肢での判断ポイント
「貸借対照表に載らない=存在しない・自由に除外できる」は誤りです。認識要件、リスク移転、支配、注記の有無を手掛かりに判断します。
例: 帳簿価額100の売掛金を、買戻し義務なくリスクも移転して100で売却できれば売掛金を消去できます。一方、回収不能時に全額買い戻す契約なら、実質が借入れとして負債計上される可能性があります。