範囲の経済

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用語解説

範囲の経済は、異なる複数の製品・サービスを別々の企業・設備で提供するより、共通の技術、設備、販売網、ブランド、顧客データなどを共有して一つの企業で提供する方が、総費用を低くできる現象です。

■ 試験で押さえるポイント

  • 製品AとBの共同生産費C(A,B)が、個別生産費C(A,0)+C(0,B)より小さいとき、C(A,B)<C(A,0)+C(0,B)C(A,B)<C(A,0)+C(0,B)となり範囲の経済があります。

  • 研究開発成果の転用、同じ原材料・設備の利用、共同配送、既存顧客への販売、ブランド・データの共用などが発生源です。

  • 規模の経済は同じ製品の生産量増加で平均費用を下げ、範囲の経済は製品種類の組合せで総費用を下げます。

  • 多角化やシナジーの根拠になりますが、製品間の共通資源が少なく管理複雑性が増すと、範囲の不経済になる場合があります。

■ 選択肢での判断ポイント

複数種類の製品・サービスを共同提供して費用を下げる記述を選びます。単一製品の大量生産は規模の経済です。

例: 配送網を別々に作ると製品Aが80万円、Bが60万円で合計140万円ですが、共同配送で110万円なら30万円の範囲の経済が生じます。

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