経験曲線

更新日:

用語解説

経験曲線は、ある製品の累積生産量が増えるにつれ、学習、作業改善、標準化、設計改良などによって、単位当たりの実質コストが一定の規則性で低下するという経験則です。

■ 試験で押さえるポイント

  • 典型的には累積生産量が2倍になるたび単位コストが一定比率になると表し、その比率を進歩率と呼びます。80%経験曲線なら2倍ごとに20%低下します。

  • 式では単位コストC=aQbC=aQ^bb<0b<0)などで表し、進歩率rは2b2^bです。

  • 作業者の習熟だけでなく、工程・製品設計改善、専用設備、調達、管理方法など組織全体の蓄積効果を含みます。

  • 規模の経済が一時点の生産規模拡大による平均費用低下であるのに対し、経験曲線は過去からの累積生産経験に着目します。自動的な低下を保証もしません。

■ 選択肢での判断ポイント

累積生産量が倍増するたび単位コストが一定割合へ下がる点が頻出です。「生産量に比例してコストが同じ額だけ下がる」は誤りです。

例: 80%経験曲線で累積100台時の単位コストが1万円なら、200台で1万円×0.8=8,0001\,\text{万円}\times0.8=8{,}000\,\text{円}、400台で8,000×0.8=6,4008{,}000\,\text{円}\times0.8=6{,}400\,\text{円}です。

音声で聞く

同じ分野の用語