マルチリンク手順

更新日:

用語解説

複数の物理データリンクを束ね、一つの論理リンクとしてデータを分割・送信・再構成する手順です。帯域を合成し、リンク障害時に残りのリンクを利用できるようにします。

■ 試験で押さえるポイント

  • 送信側はパケット又はフレームを断片化して複数リンクへ振り分け、受信側はシーケンス情報を基に到着順が異なる断片を並べ直して復元します。

  • 同速度の回線n本を完全に利用できる理論帯域は一回線速度×nですが、ヘッダ、断片化、負荷分散、回線速度差により実効速度は小さくなります。

  • 一回線が故障しても論理リンクを維持できる場合がありますが、総帯域は減少します。全実装が通信無停止やパケット無損失を保証するわけではありません。

  • PPP Multilinkはポイントツーポイント回線を束ねる例です。Ethernetのリンクアグリゲーションは目的が似ても、フレーム配分方式や動作する規格が異なります。

■ 過去問での着眼点

複数物理回線を一論理リンクへ束ね、順序を再構成する説明を選びます。単に予備回線を待機させ、平常時は一本だけ使う方式とは異なります。

例: 2Mbit/s回線を3本束ねた理論帯域は2×3=6Mbit/sです。一リンク故障後は残る二本で最大4Mbit/s相当となり、受信側は各断片の番号順に元パケットを組み立てます。

音声で聞く

同じ分野の用語