SYN 同期
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用語解説
SYN同期は、文字指向の同期通信でSYN(Synchronous Idle)制御文字を連続送信し、受信側が文字の区切りとフレーム開始前の同期を確立・維持する方式です。BSC(Binary Synchronous Communication、ベーシック手順)などで用いられます。
■ 試験で押さえるポイント
同期式伝送では各文字へスタート・ストップビットを付けず、連続するビット列を共通タイミングで読み取ります。送信側は通信開始前やアイドル時にSYN文字を送り、受信側はその反復パターンを探索してビット列を文字境界へそろえます。
ASCIIのSYNは制御文字です。同期確立後はSOH、STX、ETX、ETB等の制御文字でヘッダ又は本文の範囲を示し、ACK/NAK等で伝送制御を行います。SYN一文字だけがデータ本体の開始と終了の全てを示すわけではありません。
文字指向方式では制御文字と同じ値をバイナリデータとして運ぶと誤認するため、DLE等を使う透過モードで区別します。フラグ同期のビットスタッフィングとは透過化の単位と手順が異なります。
SYN同期は文字パターンを基準とし、HDLC等のフラグ同期はというビットパターンとビットスタッフィングを基準とします。文字指向かビット指向かを確認すると判別できます。
TCP接続開始時のSYNフラグは、シーケンス番号を同期してコネクションを確立するためのTCPヘッダ上の制御ビットです。ここでいうSYN制御文字によるキャラクタ同期とは、層、形式及び目的が異なります。
同期パターンが雑音等で失われた場合は再びSYN列を検出して文字境界を取り直します。同期の確立と、FCS/BCCによるフレーム誤り検出、再送制御、暗号化は別の機能です。
■ 過去問での着眼点
SYN同期は文字指向通信でSYN制御文字を繰り返して文字境界を合わせる方式で、TCPのSYNフラグによるコネクション確立とは別物です。SYN文字、BSC、文字単位の透過制御が手掛かりです。HDLCのフラグ列とビットスタッフィングを使うフラグ同期とも区別します。SYN制御文字はキャラクタ同期、TCP SYNは接続確立という層と目的の違いを押さえます。
例: 受信側が連続するを検出して8ビットごとの文字境界を確立し、その後のSTXからETXまでを本文として受信するのがSYN同期の例です。TCPのSYNパケットを受信しても、この文字境界同期を行ったことにはなりません。