トランスポート層
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用語解説
トランスポート層は、OSI基本参照モデルの第4層で、通信する両端のプロセス間にエンドツーエンドのデータ転送サービスを提供します。分割・再構成、多重化、流量制御、誤り回復などを方式に応じて扱います。
■ 試験で押さえるポイント
TCP/IPではポート番号によって同じホスト上の送受信アプリケーションを識別し、複数通信を多重化します。IPアドレスがホスト側の宛先、ポート番号がプロセス側の宛先です。
TCPはコネクション型で、順序制御、確認応答、再送、フロー制御、輻輳制御により信頼性のあるバイトストリームを提供します。
UDPはコネクションレスで、確認応答や再送、順序保証を行わない軽量なデータグラムサービスです。トランスポート層だから常に信頼性を保証するという説明は誤りです。
大きなデータを下位層で扱える単位へ分割し、受信側で再構成します。TCPのPDUをセグメント、UDPのPDUをデータグラムと呼ぶのが一般的です。
■ 選択肢での判断ポイント
ポート番号、プロセス間、セグメント、TCPとUDPの違いなら第4層です。TCPの信頼性機能をトランスポート層全体の必須機能としてUDPにも当てはめません。
例: 同じサーバIPへ届いたデータでも、宛先TCPポート443はWebサービス、宛先TCPポート25はメールサービスへ渡されます。TCPなら欠落セグメントを再送して順序どおりに並べます。