ビジネスと人権
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用語解説
ビジネスと人権は、企業活動が従業員、消費者、地域住民、取引先の労働者などへ及ぼす人権影響を把握し、侵害を防止・軽減し、発生時に救済する考え方です。国連指導原則の『保護・尊重・救済』が国際的枠組みです。
■ 試験で押さえるポイント
国には企業による侵害から人権を保護する義務、企業には人権を尊重する責任、被害者には司法・非司法の救済へアクセスできる仕組みが求められます。
人権デュー・ディリジェンスは、影響の特定・評価、防止・軽減、実施状況の追跡、対外説明を継続的に行うプロセスです。
自社の直接雇用だけでなく、原材料調達、委託先、物流、販売先など、取引関係を通じて直接結び付く影響も対象にします。
一般的なCSR寄付や一度限りの監査で代替できず、被害を引き起こした又は助長した場合は、是正と実効的な苦情処理・救済が必要です。
■ 選択肢での判断ポイント
国連指導原則の三本柱と、人権デュー・ディリジェンスを通常の財務調査や単なる法令チェックと混同しないことが重要です。
例: 衣料品会社が委託工場の強制労働リスクを労働者への聞取りで調査し、購買条件を改善し、通報窓口と被害回復手続を設けます。