フレーム問題
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用語解説
フレーム問題は、AIが行為の結果を推論するとき、変化する事実だけでなく、変化しない無数の事実をどのように効率よく表現・推論するかという知識表現上の問題です。
■ 試験で押さえるポイント
例えば物を移動すると位置は変わりますが、色、所有者、他の物の位置など多くは変わりません。全てについて「変わらない」と公理を書くと記述と推論が膨大になります。
狭義には作用によって変化しない流暢性を表すフレーム公理の問題を指し、広義には現実の無数の事実から判断に関係するものだけを選ぶ困難も含めて語られます。
慣性を既定とする非単調論理、状況計算、イベント計算、作用記述言語などで、明示された効果以外は原則として維持されるよう表現します。
行為の間接的結果を扱う派生問題や、行為が可能となる全条件を列挙する資格問題もあります。単に処理速度や記憶容量が不足する問題ではありません。
■ 選択肢での判断ポイント
行為後に『何が変わらないか』を全て記述する困難が中心です。記号を現実の意味へ結び付けるシンボルグラウンディング問題とは区別します。
例: ロボットが箱Aを棚1から棚2へ移すとAの位置は変わりますが、箱Bの位置やAの色は通常不変です。不変事項を一件ずつ公理化せず推論する必要があります。