統合報告書

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用語解説

統合報告書は、組織の戦略、ガバナンス、業績、将来見通しが、外部環境の中で短・中・長期の価値創造、価値の維持又は毀損へどう結び付くかを、財務情報と非財務情報の関連性を示して説明する報告書です。

■ 試験で押さえるポイント

  • 財務諸表の数値だけでなく、ビジネスモデル、リスクと機会、戦略と資源配分、ガバナンス、実績、将来見通しなどを一つの価値創造ストーリーとして示します。

  • 財務・製造・知的・人的・社会関係・自然などの資本を事業活動がどう利用し、増減させ、将来のキャッシュフローや企業価値へ影響するかという結合性が重要です。

  • 情報を大量に寄せ集めるのではなく、価値創造能力にとって重要な事項を選び、指標と文章、過去実績と将来戦略、リスクと機会の因果関係を簡潔に結びます。

  • 有価証券報告書のような法定開示書類そのものではなく、企業が投資家などとの対話に用いる報告です。CSR報告書より財務との結び付きと中長期の価値創造を重視します。

■ 選択肢での判断ポイント

「財務情報と非財務情報を同じ冊子に載せる」だけでは不十分です。戦略・事業モデル・各種資本・業績を関連付け、中長期の価値創造を説明する選択肢を選びます。

例: 省エネ設備への10億円投資について、CO2削減量だけでなく、製造原価低下、規制リスク低減、技術力の蓄積、将来収益への経路までつなげて示すのが統合報告です。

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