尤度

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用語解説

尤度は、観測データxを固定し、モデルのパラメータθを変えたとき、そのデータがどれほどモデルと整合するかを表す関数L(θx)=f(xθ)L(\theta\mid x)=f(x\mid\theta)です。最尤推定や尤度比検定の基礎になります。

■ 試験で押さえるポイント

  • 確率分布f(xθ)f(x\mid\theta)はθを固定して起こり得るxを比較し、尤度L(θx)L(\theta\mid x)は観測xを固定して候補θを比較します。同じ式でも変数として見る対象が逆です。

  • 尤度はθについて総和・積分して1になる確率分布ではなく、P(θx)P(\theta\mid x)でもありません。パラメータの確率を得るには事前分布を含むベイズ推論などが必要です。

  • 独立観測なら尤度は各観測確率・密度の積です。積は極小になりやすいため、単調な対数を取り、和となる対数尤度を最大化します。

  • θに依存しない定数倍は最大点や尤度比を変えません。連続分布では密度値を使うため、尤度値自体を観測確率と解釈しません。

■ 選択肢での判断ポイント

データを固定してパラメータのもっともらしさを比較する関数です。尤度を『パラメータが正しい確率』とする選択肢は誤りです。

例: 硬貨10回で表7回ならL(p)=10C7p7(1p)3L(p)={}_{10}C_7p^7(1-p)^3です。pの比較では共通の10C7を除き、p7(1p)3p^7(1-p)^3が最大になる値を探します。

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