固有値

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用語解説

固有値は、正方行列Aによる線形変換で、ある非ゼロベクトルvの方向を保ったまま大きさを変える倍率λで、Av=λvA\boldsymbol{v}=\lambda\boldsymbol{v}を満たします。λは特性方程式det(AλI)=0\det(A-\lambda I)=0の解です。

■ 試験で押さえるポイント

  • λ>1\lambda>1なら対応方向を拡大、0<λ<10<\lambda<1なら縮小、λ<0\lambda<0なら向きを反転してλ|\lambda|倍、λ=0\lambda=0ならその方向をゼロへ写します。

  • n次行列は複素数まで含め重複度を数えるとn個の固有値を持ちます。実行列でも複素固有値を持つ場合があります。

  • 固有値の総和はトレース、積は行列式に一致します。0が固有値ならdetA=0\det A=0で逆行列を持ちません。

  • PCAでは共分散行列の固有値が各主成分の分散、反復過程では最大固有値が長期挙動へ影響します。全行列が対角化できるわけではありません。

■ 選択肢での判断ポイント

非ゼロvについてAv=λvA\boldsymbol{v}=\lambda\boldsymbol{v}det(AλI)=0\det(A-\lambda I)=0を使います。λ=0\lambda=0は固有値になり得ますが、v=0\boldsymbol{v}=\boldsymbol{0}は固有ベクトルではありません。

例: A=[2003]A=\begin{bmatrix}2&0\\0&3\end{bmatrix}ならdet(A-λI)=(2λ)(3λ)=0(2-\lambda)(3-\lambda)=0なので、固有値は2と3です。

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