行列は、数や式をm行n列の長方形に並べたもので、連立方程式、線形変換、グラフ、データなどをまとめて表します。m×n行列Aの第i行第j列成分をaijと書きます。
■ 試験で押さえるポイント
加減算は同じ行列サイズで成分ごとに行います。m×n行列Aとn×p行列Bの積ABはm×pで、内側の次元nが一致する必要があります。
積の成分は(AB)ij=∑kaikbkjです。一般にAB=BAで、片方だけ積が定義できる場合もあります。
行列積は線形変換の合成に対応し、列ベクトルへB、次にAを作用させる変換はABで表されます。適用順と積の順を確認します。
正方行列、対角行列、対称行列、単位行列、逆行列などは構造に応じた性質を持ちます。要素数だけ同じでも形が違えば同じ行列ではありません。
■ 選択肢での判断ポイント
積が定義できる条件と結果のサイズ、成分計算、交換法則が一般に成立しない点が頻出です。
例: A=[142536]は2×3、x=102は3×1なのでAxは2×1で、[1+0+64+0+12]=[716]です。